mui Lab株式会社（京都府京都市、代表取締役社長　大木 和典、以下「mui Lab」）は、新製品「muiボード」のクラウドファンディングをMakuakeにて開始します。 このキャンペーンは、2024年10月24日から2025年1月17日まで開催し、muiボードの先行割引購入や、SwitchBotやNanoleafとのセット購入プランをご用意します。

一般的なスマートホームデバイスは利便性と機能性を重視する結果、どこか冷たさや無機質さを感じさせることがあります。muiボードは、これまでのスマートホームの概念を覆し、「ぬくもり」と「つながり」を家族にもたらすスマートホームコントローラーです。 &nbsp; muiボードは、家電のコントロールやエネルギー利用状況の確認、天気や気温データの表示に加え、手書きメッセージや音声送信機能を搭載。従来のスマートホームコントローラーには無かった、温もりのあるつながりをサポートします。天然木材によるデザインは家のインテリアに自然と馴染み、使うほどに味わいを増します。 &nbsp; CES 2024 Innovation Awardsを受賞するなど国際的な評価の高いmuiボードを通じて、新しいスマートホームのスタンダードを日本の皆様にご提案します。

スマートホームに欠けていた「ぬくもり」を提供する唯一無二のプロダクト

•&nbsp;天然木のデザイン：自然素材を使用したデザインで、デジタルデバイスでありながらもインテリアに温かみをもたらします。 •&nbsp;簡単に使えるコミュニケーション機能：直感的に操作できる手書きや音声メッセージを使って、家族間の心温まるコミュニケーションをサポートします。 •&nbsp;MatterとECHONET Lite対応：スマートホームの国際規格であるMatterや、国内で普及しているECHONET Liteに対応。幅広いIoT家電をサポートします。

「muiボード」新モデルの特徴

今回のクラウドファンディングと併せてmui LabはSWITCHBOT株式会社との業務提携を締結しました。両社の提携を通じて、よりシームレスで快適なスマートホーム環境を提供します。その第一弾としてSwitchBot ハブミニ との連携により、家電のコントロールがより直感的かつスムーズに行えるようになります。

SwitchBotとの業務提携による新たなスマートホーム体験

Makuakeでのクラウドファンディングキャンペーンでは、muiボードの特別価格での購入プランや、SwitchBotやNanoleafとのセットプランをご用意しました。muiボードを通じて、温かみのあるスマートホームを一緒に作り上げていくために、多くのサポーターの参加をお待ちしております。 詳細およびご支援は、Makuakeプロジェクトページをご覧ください。 <a style="color:blue" href="https://www.makuake.com/project/muiboard/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.makuake.com/project/muiboard/</a>

クラウドファンディング概要

Kickstarter campaign to launch tomorrow for the CES 2024 Innovation Award-winning calm interface. 

CES 2024 EXHIBIT 

KICKSTARTER CAMPAIGN 

Features & Functionalities

muiボード第2世代の概要

主な特徴・機能

主な仕様

CES 2024への出展及びInnovation Awards受賞について

muiボード第2世代の事業展開

mui Lab to Unveil Market-Ready ‘mui Board Gen 2,’ Matter Hub That Turns Home into a Low-Carbon Family Sanctuary, at CES Unveiled 2024

mui Lab「muiボード第2世代」の先行予約をKickstarterで開始、通算3度目のCES 2024イノベーションアワード受賞

mui Lab、天然木の”ぬくもりデジタル”スマートホームコントローラー「muiボード」のクラウドファンディングを開始

Please register for the waitlist for pre-order

Matter compliant mui Board 2nd Gen. was first released at CES 2023. We are planning to crowdfund at the Kickstarter before the summer. Please find the details of our demo at CES 2023 from&nbsp;<a style="color:#767676;background-color:#ffffff" href="https://muilab.com/en/journal/ces2023/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">here</a>.

Matter compliant mui Board 2nd Gen. will be ready for you through Kickstarters in this spring

プレオーダーのニュースをいち早くお伝えするニュースレターにご登録ください

Matter対応版muiボード第2世代は、CES2023にて初お披露目しました。 CES 2023展示の詳細は<a style="color:#767676;background-color:#ffffff" href="https://muilab.com/ja/journal/ces2023/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>よりご覧ください。

「Matter対応版muiボード第2世代」は2023年夏前にクラウドファンディングを予定しています

CES2023にて、mui Labは世界で大きく再認識されました。その報道内容を簡単にご紹介いたします。

mui Lab has showcased a Smart-yet-Calm home living at CES2023 and how was it communicated on the global media? 

mui LabがCES2023で見せた未来の穏やかなスマートホーム体験を、世界のメディアでどのように伝えられたのか？

mui’s Matter-ready interface seamlessly connects devices to turn the bedroom into a family oasis.

CES 2023のテーマ「ヒューマンセキュリティ」に、 mui Labのカームテクノロジーが寄与する暮らしを提示

mui Lab to Present ‘Calm Bedroom’ That Can Foster Family Bonds and Emotional Security @CES Unveiled & CES 2023

CES2023出展：mui Lab、全てがつながるスマートな時代にこそ欠かせない安らぎの寝室体験を発表

Pre-order for Matter compliant mui Board 2nd Gen. is now open 

「Matter対応版muiボード第2世代」の先行予約受付中

AMSTERDAM (Nov. 3, 2022) — During today’s Matter Launch event in Amsterdam, mui Lab, the Kyoto-based Calm Technology startup, announced its 2023 plan to release “mui Board 2nd Gen,” the Matter version of the company’s signature smart home interface. The upgraded board connects multiple Matter devices seamlessly to create peaceful home environments that foster family relationships. The mui Board is known for its ability to keep technology out of users’ consciousness through discrete blending of IoT into daily life – an approach adopted from the Calm Technology design principles that can help prevent digital distraction and information overload. “mui Board 2nd Gen” further expands on this approach with a strong focus on enhancing emotional connections among families, enabling people to enjoy both digital convenience and an emotionally rich family life. &nbsp; “Matter connects devices, which, in turn, allows us to connect human hearts,” said mui Lab CEO Kaz Oki. “In today’s digital society, technology constantly draws our attention away from family and tasks at hand. We aim to ‘calm’ not only individual digital devices but also our whole living environment, and the interoperability of Matter devices helps us do just that. For us, Matter is a wonderful tool to unleash the potential of Calm Technology.” &nbsp; “We are thrilled to have members like mui Lab join the Alliance and commit to Matter-enabled products benefiting their day-to-day lives,” said Chris LaPré, head of technology at CSA. “I am looking forward to seeing the innovation of mui Lab and their calm technology, which can be used to set up and control smart home devices in a more private or family-oriented area of your home.” &nbsp; About Matter Launch event Matter is a new universal standard for connected things. Experienced industry players came together in the Connectivity Standards Alliance (CSA) to develop Matter to make smart connectivity simple and reliable. Products built on this secure protocol work seamlessly with each other, now and well into the future. The Matter Launch event on Nov. 3 was organized by CSA to provide media professionals the opportunity to learn about Matter and to experience devices that utilizes the industry-unifying connectivity standards. <a href="https://csa-iot.org/all-solutions/matter/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://csa-iot.org/all-solutions/matter/</a>

About “mui Board 2nd Gen” The ‘mui Board” is a “Calm UI” for smart homes. Made of real wood, the interface is designed to blend in with its surroundings naturally, fading away from users’ consciousness when not in use. The board is supported by the “mui Platform,” which can turn any connected devices, as well as furniture and other ordinary items, into interfaces, using everyday human action as a prompt for digital sequences. mui Lab is currently seeking business partners to collaboratively develop “calm” digital systems of the future, using this innovative platform that enables humans to harmoniously coexist with technology. (<a href="https://muilab.com/en/products_and_services/muiboard/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://muilab.com/en/products_and_services/muiboard/</a>) &nbsp;

mui Lab to Release Matter Version of Its Signature Smart Home Interface to Foster Family Bonds

京都のカーム・テクノロジースタートアップmui Labは、2022年11月3日にアムステルダムで開催された「Matter」(注1) 発表イベントにて、弊社の代表的なスマートホームインターフェースであるmuiボードのMatter対応版「muiボード第２世代」を、2023年にリリースすることを発表しました。

&nbsp;「muiボード第２世代」は、複数のMatter対応デバイスをシームレスにつなぐだけでなく、家族の心をつなげる住環境を実現します。「muiボード」の特徴は、本物の木で作られたインターフェースにより、生活環境に溶け込み、ユーザーは注意をひかれずに大切なことに集中できます。これは、デジタルによる注意散漫や情報過多を防ぐカームテクノロジーの設計原理を採用したものです。さらなる特徴としては、木に触れて操作することで五感に伝わる心地良さが穏やかな心理状態を醸成する上に、木の表面に手で直接メッセージを書いて送れるため、情緒的な体験をもたらします。今回、「muiボード第２世代」としてマルチアドミン機能（機器相互運用性）を持つMatterにmui製品をいち早く対応させることで、デジタルの利便性に、個人や家族のパーソナルな生活時間を尊重した豊かな暮らしを付加させることが可能となります。 &nbsp; Matter発表イベントについて Matterは、スマートホーム製品間の相互利用を実現する世界標準規格です。スマートホーム機器のセットアップをシンプルで簡単にし、安定した接続性やプライバシー保護に関する最新のセキュリティー対策を担保した信頼できる規格として、10月4日に運営母体であるConnectivity Standards Alliance（CSA）より第一弾の仕様「Matter 1.0 Specification」がリリースされました。11月3日の発表イベントは、メディア関係者へのMatterに関するキーノートやパネルディスカッションと、&nbsp;Matter対応デバイス体験会として、CSAによって企画されました。 <a href="https://muilab.com/ja/journal/matter_alexa/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://muilab.com/ja/journal/matter_alexa/</a>

「muiボード第２世代」について mui Labのシグネチャープロダクトであるmuiボードを、マルチアドミン機能を持つMatterに対応させたアップグレード版です。これによって、muiボードを、既存のスマートホーム機器やプラットフォームと共存する形で活用でき、暮らしに質感を付加することが可能となります。 muiボード製品情報：<a href="https://muilab.com/ja/products_and_services/muiboard/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://muilab.com/ja/products_and_services/muiboard/</a> &nbsp; 人の心に寄り添うデジタルテクノロジーの普及を可能にする「Calm UI」 mui Labは、デジタルテクノロジーが人の心に寄り添うものであることを目指し、カーム・テクノロジー (注2) の理念を応用した「Calm UI（穏やかなユーザー・インターフェース）」をデジタル機器のインターフェースに適応し、人とテクノロジーの関係性を穏やかで温かみのあるものに設計しています。「muiボード第２世代」に始まるmui Labの製品群は、このCalm UIを軸とした基幹システム「muiプラットフォーム」をベースに作られており、企業のシステムとの連携や外部サービスとの連携が柔軟にできる拡張性の高い特性を有しております。mui Labは、「muiプラットフォーム」を活用し、未来の「穏やかな」デジタルシステムを共に創るビジネスパートナーを募集しています。 &nbsp; mui Labのシステムや製品群に共通する「Calm UI」の特性 1. 環境に溶け込む　2. 身体性を伴う相互作用 　3. 情緒的な体験を提供するインターフェースです。 <ol><li>mui Labが提供するスマートホームデバイスは、家具のような木製の外観によって、生活環境に溶け込みます。また、穏やかなUI/UXによって、生活者の注意を奪わず、日々の行動や大切な時間に集中することができます。</li><li>人の触覚体験を意識した天然木の活用と身体や五感を組み込んだ操作性によって、デバイスとの触れ合いが心地良く人間的で、機械的なインタラクションを経ずに目的を果たすことができます。</li><li>木の表面に手書きでメッセージを書き、個人の筆跡の表現をそのまま届けることができるため、情緒的なコミュニケーションとなり、日々取りこぼされていくような取り止めもない思いを伝える媒介として活用できます。家族の絆を育むきっかけを醸成するインターフェースです。</li></ol>&nbsp; mui Labが目指す未来のスマートホーム像 mui Labが志向する未来のスマートホーム体験は、テクノロジーを意識せずにも、日常の習慣をこなすことでいつの間にか日常生活が整っている状態です。その一端として、空間をダイナミックな物理メディアとして捉えたショーケースを2022年のミラノデザインウィークでお披露目し、多くの方々から高評価をいただきました。 物理環境を再構成し、デジタルスクリーンなどの平面的なインターフェースを超越し、空間全体をインターフェース領域として捉え、暮らしの中の道具や家具、人の動きをもインターフェースとして包含し相互作用させる世界です。実際のショーケースでは、朝のルーティンを舞台として、カーテンを開けるとmuiボードに家族のメッセージが不意に現れる、朝食準備のために布巾でテーブルを拭くと照明が漸次的に点灯し、花瓶をテーブルに置くと環境音楽が流れるという体験を提供しました。 <a href="https://muilab.com/ja/journal/milanoreport1/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://muilab.com/ja/journal/milanoreport1/</a> &nbsp; （注1）Matterとは 「Matter」は、スマートホーム機器やシステム間の互換性をもたらすプロトコルであり、スマートホームのイノベーションと普及を促進する業界に統一した接続規格です。 スマートデバイスが確実に連携して動作することを保証するため、安全でシームレスにつながり、家中の快適性をもたらします。 購入プロセスにおける推測をなくし、より幅広いお気に入りのブランドから選択できるようになります。 本規格はグローバルワーキングチームのConnectivity Standards Alliance（CSA）によって運用されており、主要なエコシステム・プロバイダー：半導体、ハードウェア、ソフトウェア、エコシステムやプラットフォーム、小売まで、バリューチェーン全体を代表する 280社以上、3,200人以上の専門家によって支援されています。Matter は、Wi-Fi、Thread、Ethernet のネットワーク層で動作し、コミッショニングに Bluetooth Low Energy を使用します。 共通のアプリケーション層とデータモデルを使用し、基盤となるネットワークプロトコルやエコシステムに関係なく、機器間の相互運用を可能にします。 プライバシー保護に重点を置いた最新のセキュリティ対策とプロトコルを使用しています。 すべてのメッセージは暗号化され、すべてのデバイスは安全です。 &nbsp; （注2）カームテクノロジーとは ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想。電気のスイッチのように生活に溶け込み、人が無意識的に活用できるテクノロジー(あるいはそれらが存在する環境)を、マーク・ワイザーは「カーム・テクノロジー(Calm Technology)」として提唱。 mui Labは、IoT時代で目指すべきものづくりのあり方を示す一冊、「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AB%E6%BA%B6%E3%81%91%E8%BE%BC%E3%82%80%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9-Amber-Case/dp/4802511876" target="_blank" rel="noopener noreferrer">カーム・テクノロジー 生活に溶け込む情報技術のデザイン</a>」を2020年にBNN社より出版。デバイスの数が人間の数をはるかに上回り、アテンションエコノミーによって人間の注意が常に奪われる現在における設計思想を「カーム・テクノロジー」を基に提示した手引書。

Matterに関するオンラインセミナー登壇 11月17日、（株）マクニカが主催するMatterに関するオンラインセミナーに、mui LabのCEO大木和典が登壇します。 ・タイトル：「スマートホーム最新規格「Matter」導入に向けて！ ～Matter導入予定企業が最短対応するために準備すべきこと～」 ・詳細：<a href="https://japan.zdnet.com/event_info/30012096/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://japan.zdnet.com/event_info/30012096/</a>

muiボード第２世代は、Matter対応スマートホーム機器と相互接続し、穏やかな暮らしを実現します

Alexaとmui ボードの連携について

muiプラットフォームについて 

世界共通のスマートホーム標準規格の「Matter」に対応

アンバー・ケース、4月1日付でmui Labのアドバイザーに就任

mui Lab x アンバー・ケースのトークセッションを開催しました

「muiプラットフォーム」生まれの木製インターフェース「muiボード」と「Alexa」の連携により、 穏やかなスマートホーム体験が可能に

世界共通のスマートホーム標準規格「Matter」に対応し、あらゆるスマートホーム機器間のシームレスな体験を提供します  

How will your day unfold in mui’s IoT room? 

The idea and approach 

Dialogue between mui Lab and Wacom 

Here are some of the feedbacks we received from the visitors to our exhibition booth.  

We received global media coverage for our exhibit.   

展示の見所 

Wacom x mui Lab ダイアログ

訪問された方のコメント

世界のメディアにカバーいただきました 

mui Lab’s IoT Exhibit Garners Rave Reviews at Milan Design Week 2022

ミラノサローネ2022展示レポート - Superstudio Show編 

日本初、スマートホームの革新的な国際規格「Matter」対応版、 家族の絆を深めるスマートホーム・インターフェースをリリース

mui Lab initially began with three members. In 2017, when the idea for mui Lab’s signature product, now affectionately known as the “mui Board,” was born, the warehouse of Nissha Co., Ltd., to which the said members were affiliated with at the time, served as mui Lab’s office, where they worked daily on technological development. After various conflicts in the process, two years later in 2019, mui Lab became independent through a management buyout (MBO) by the founding members, walking the path of a startup.&nbsp; &nbsp; At the time of the founding of the company, the members were in their late 30s and early 40s. What was common among them was how they treasured the time to relax with their families in between their busy work schedules. However, the fast-paced work lives incessantly demanded that the members stay connected even during such fleeting time with their families. In instances where the members quickly responded to such demand, they could sometimes see the dejected and exasperated faces of their children and partners.&nbsp; &nbsp;&nbsp; The founding members created the product by observing their own families and conducting repeated interviews. What kind of technology and application service would enrich the lives of families and homes? It all began with the idea of creating a product that would please their closest and most important family members, and they are still verifying it today. Presented here, in a Q&amp;A format, is the story of how the company was founded, its unique concept, the hardships faced, and so on, narratives that are not often encountered.&nbsp; Interviewee: Kazunori Oki, mui Lab CEO &amp; Co-founder <h5 id="h47b2ef9db7">First off, what is the nature of the business?&nbsp;</h5>In the smart home domain, we provide solutions for users’ (consumers’) wellbeing and for corporate DX issues in order to provide home time that benefits everyone’s wellbeing. We provide solutions for smart homes and develop user interfaces that serve as the point of contact between digital technology and people as Calm UI based on Calm Technology.&nbsp; <h5 id="hdfc08fead2">I understand that the company name mui Lab comes from “mui-shizen” (harmony). Why is that?</h5>We believe that the future of technology will continue to evolve, and that the concept of “mui-shizen” (harmony), which exemplifies the natural state rather than the artificial, will support the “form” of the technology we are aiming for. Through design and cutting-edge engineering, we are realizing new relationships in which technology is in harmony with people and fosters harmony between people and nature. <h5 id="h5f7a20ac31">Why did you feel that mui-shizen technology is needed?</h5>First, when you hear the words IoT and smart home, often times, devices come to mind. Typical products include smart speakers and AI. Many of these are things that make our lives more efficient and productive through sensor-based automation.&nbsp; However, when you bring productivity into people’s lives, it ultimately becomes an extension of their work. What do we really need in our lives? Thinking about it from the perspective of our own families, we realized that, once we get home, we wanted to have a lot of time to cherish with them and not get distracted by our devices.The problem here is that these devices are not integrated into people's lives. They bring about many discomforts such as: bombarding you with a large amount of information without regard to the situation, keeping you preoccupied and making it hard to concentrate; we humans talking to inanimate objects (speakers); and receiving strange responses from such inanimate objects. That is, they are not adapted to human mechanisms. Focusing on the fact that technology is purpose-driven, cold, and difficult to comprehend, we thought of developing IoT and smart home technologies that have a natural form rather than an artificial one. <h5 id="h0ad581620b">The mui Board is made of wood. Is it difficult to apply touch sensor technology to wood?</h5>Normally, touch panels use glass as the interface, but we replaced it with wood and gave it the ability to transmit. We created our own display that could withstand such transmission. It was an accidental discovery. This technology was completed through a combination of chance and creative thinking. <h5 id="hbbb9b50014">What were the deciding factors for the material? Were there any difficulties with the material?</h5>This was our first time developing a product, and the challenges were far greater than we had anticipated. We were able to test the materials, but it was quite the struggle to get it to the point where users could test it out with IoT. That is, in the beginning, we were not able to arrive at the stage where users could test it out since we were too preoccupied with trying to figure out how to make the technology work. At the time, Hirobe was the materials designer at Nissha, so we tried a variety of materials. From there, we joined overseas exhibitions and interviewed people around us. Of all the materials, wood seemed to have some sort of magical power or appeal to people, and wooden materials were the most popular. We learned that people have a sense of familiarity with wood and that they perceive its virtue through the five senses, from the way it looks to the way it feels to touch. With this in mind, we thought that the appearance of light when mui is touched and the fact that it processes the touch signal and converts it into a function may generate the same kind of emotion. We wondered whether we could appeal to what people intrinsically feel.Originally, automobiles and home appliances were also made of wood. As industrialization progressed and mass production began, the focus shifted to the disadvantages of natural materials such as being difficult to use, and real wood came to be used only for luxury cars. In this sense, using materials that were no longer being widely used was costly; it was also difficult from an engineering standpoint. As such, until we finally decided to go with wood, there was a conflict between the planning side and the engineering side. We were able to overcome it through the sharing of various experiences and perceptions.&nbsp; <h5 id="hd05c87c702">What was the trigger for the development?</h5>The opportunity came at a time when I was trying to find a new form for touch panels for a new business project of Nissha. I wanted to create a product that could be used in furniture, interior design, and architectural spaces, so I fused them with new touch panel technology to create the mui worldview.&nbsp;At that time, I (CEO Kazunori Oki) got married, while Co-founder and Creative Director Hirobe had his third son. <h5 id="hbf34a8a1aa">What were your intentions for the development?</h5>We had the feeling that we were being hounded by information, so we wanted to develop a device that would only come out when needed at home. The original idea was to make the device disappear as part of the space.In the hope that people will have heart-enriching experiences in their digital lives and be able to live comfortably and at ease, as well as with the intention of spreading technology close to people's hearts, we continue to face difficult realities every day. <h5 id="h9e3c338bca">Please elaborate further on the purpose of “Technology Close to People's Hearts.”</h5>This type of technology was not entirely born today. As Steve Jobs said, technology is for humans. It is true that technology tends to be a showcase for new specs and such, and people are easily attracted to that. As a result, I believe that how the users who use such technology feel has been overlooked.&nbsp;We are now collaborating with homebuilders and other entities. In addition to designing, they are also contemplating about what kind of life they want the people who will be living in such dwellings have, placing importance on them living “prosperous” lives. I feel that this perspective is what is lacking on the technology side. How can technology go beyond functionality to meet the true needs of the people who live there? What kind of form should it take so that people will be comfortable with it and accept it? These are key issues to be addressed. One way we approached them is to see if there was room to get closer to people's hearts and minds; in other words, if there were buffers. It is because of such buffers being present that people can feel empathy. One of our indicators is technology with buffers. <h5 id="hbf7a174174">Who are the intended users?</h5>We envision the users to be people who have just started new families; those who got married or had children. In this phase of their lives where they will be building and improving their relationships, we want to be an existence that plays a role in helping rather than hindering. <h5 id="h57e6fb70da">I understand that you became independent (MBO) as an internal venture of Nissha. Can you share the story behind it? Were there any advantages or difficulties?</h5>Originally, the three co-founders (a designer, an engineer, and a new business development salesperson) were employees of a company called Nissha. We started developing the mui Board using the company's venture system. But as we went along, we found that there were some things that did not fit with our strategy of growing as a startup, such as being faithful to the style of business that should be done in a large company; like when it came to recruitment and finance.&nbsp; mui was an advanced engineering. Therefore, I thought that the startup method was the most appropriate for a business that requires speed to meet the trend of smart homes. Then, we came across a method called MBO and implemented it. By doing so, mui Lab became independent, raised funds from venture capitalists, and had excellent members join us thereafter. We are enjoying the advantages of being a startup.&nbsp; On the other hand, the change from being a company employee to someone who manages a business was also quite the challenge. Since I have no management experience, it is difficult to make decisions about things beyond my knowledge, and even now, there are many occasions when I still feel that I was not able to do so. There are also moments when I feel that I am acting as a hindrance to the business, and I am trying to change myself while learning from my seniors who have managerial positions. As for hardships, while I was still gaining experience in managing a business, I felt a sense of crisis when I was unable to go overseas for two years due to the COVID-19 pandemic and the morale of the team dropped along with the fall in sales. We are now in the business growth phase; that is, we are growing as a company while I am growing in my role in managing the business. Since there are many things that I could not experience as a company employee, I can only benefit from this. Startups like ours, which were spun off internal corporate ventures through MBOs, are still rare in Japan. While Japanese companies have been criticized as being stagnant for a long time, I think it would be a great opportunity for motivated young people in large companies with abundant human resources, intellectual property, networks, etc. to start their own in-house ventures while utilizing these assets, and to become independent startups like ours that can expand globally. This would not only lead to a solution to Japan's urgent problem of difficulty in raising entrepreneurs, but also revitalize large companies, eventually leading to a leap forward for the Japanese economy. <h5 id="h5a7ac9d845">What were some of the challenges you faced in raising funds?</h5>We raised funding in 2019. At that point, we were in the pre-COVID-19 period and the smart home market was just beginning to grow. We had a hard time convincing investors of our future growth image, but as we received daily support, we realized that we, together with our investors, are colleagues who are building the future together. As Calm Technology expands, we hope to receive even more support. <h5 id="h1fbd7abfe0">I understand that the first half of the COVID-19 pandemic was difficult. What do you value in managing a business?</h5>Consistency and coherence. In the beginning, we three founding members had already been working together (at Nissha), so we were able to proceed with tacit knowledge/unspoken understanding between us. However, as the number of people increased, we could no longer move forward in such a manner, so it was important to explicitly communicate our values. The technology is there, and the people who bring it to life are the assets of the company. We need a mechanism to strike a balance between sales growth and how the excellent people we have gathered can grow together with it. While we cannot spend too much money, we keep thinking about what we can offer and how it will help the business and the team grow. It’s always the people we are worried about. <h5 id="h42999a1e59">What are the secrets of product development and new business development that you are aware of?</h5>Although we have our own mui product, our main focus is B to B. What is important to us is our relationship with our clients, that we empathize with them, that we launch businesses together with them, and that we develop services and products together as well. I believe this will lead to success. To this end, it is important to consistently and coherently communicate the appeal, personal principles, etc. of our members.&nbsp;As the name suggests, mui Lab began as a laboratory. How to develop original technology is important, and through it, we want to foster a sense of conviction that “since it is mui, something interesting and wonderful can be created.” To achieve this, we conduct research, hold salons/gatherings, collaborate with artists, and so on. We place importance on how we can become an interesting group. <h5 id="h6f438d363b">What are your goals as you work with Alexa and collaborate with housing companies such as JIBUNHAUS. and ReBITA?</h5>“Collaboration” is the company’s approach in doing business: mui Lab acts as a mediator, connecting and creating something new. We believe that it is through mediation that new relationships are born and new value is created. Therefore, we are consciously working on how to create chain-reaction-like collaborations.First of all, the smart home market itself needs to grow in Japan. To that end, we should work together to boost the market. I am convinced that if we work together as one, a new worldview pertaining to Calm Technology will be born. <h5 id="hb215ce5b78">You have a branch office in Germany. Did you have global expansion in mind from the beginning?</h5>When I was at Nissha, I was in charge of new business development in the U.S., so I was able to look into the U.S. market. mui's product is more like furniture than tech, allowing differentiation from others, and it is interesting that it is received in a different way. The market is still forming, and it seems to be unique in the smart home domain. Further, as far as the tech industry is concerned, it won the CES Innovation Awards in 2019 and again in 2022 at the annual CES in Las Vegas. Meanwhile, in the design industry, it was a winner at the Archiproducts Design Awards 2021 and was also recognized for the category of sustainability. <h5 id="hd2d330bfbe">I think it is rare to see a global company from Kyoto. Is there anything you can say that is because of Kyoto?</h5>Within tech companies, there are companies that create services born in Boston or Silicon Valley for Japan which serve as a benchmark, but such are still no match for the actual Silicon Valley. We constantly think about what is unique to Kyoto. Exposure to Kyoto's culture allows our development team to expand their creativity. Kyoto has a lot of history, customs, manners, and traditions that support art and technology. The challenge for mui is how to incorporate these into software technology. I believe this is what should be conveyed from Kyoto to the rest of the world and what we can present to the world as a fundamental value.&nbsp; &nbsp; Since their establishment, Kyoto's prestigious companies have had the unique DNA to develop not only the domestic market but also expand to overseas markets. mui Lab had also set its sights on the European and U.S. markets since its inception, and has been engaged in joint development with many leading companies. In the midst of Japanese companies that are increasingly inward-looking, mui Lab, which has inherited the DNA of Kyoto-based companies, has the mission of becoming a mega venture that will establish a foothold in the global market.&nbsp;This great cause has been a consistent driving force for me since the founding of the company, and through the growth of mui Lab, I hope that we can become a role model for in-house ventures and startups originating in Kyoto.&nbsp;

&nbsp;mui Labは初め３人のメンバーによって始まりました。今では「muiボード」として親しまれているmui Labのシグネチャー的なプロダクトの構想が生まれた2017年当初は、当時所属していたNISSHA（株）の倉庫を事務所にして日々技術開発に勤しんでいました。その過程で様々な葛藤があり、２年後の2019年に創業メンバーによる買収（MBO=Management Buy Out)という形で独立し、スタートアップとしての道を歩むことになります。 創業当時のメンバーの年齢は、30代後半～40代前半でした。皆に共通するのは、忙しい仕事の合間の家族との平和な時間。 しかし、あわただしい生活は、束の間の家族の時間にもひっきりなしにつながりを求めてきます。 すぐにそれに反応してしまい、時に悲しむ子供やあきれるパートナーの顔を見ることもありました。 そんなメンバー達は、自分たちの家族を観察し、ヒアリングを重ねながらプロダクトを創りこんでいきました。どんなテクノロジーが、どんなアプリサービスが家族や家の暮らしを豊かにするのか。一番身近で大事な家族にまず喜んでもらえるプロダクトを作りたい、という思いから始まり、今だ検証を続けている私たちですが、そこにはたくさんの物語があります。創業に至った経緯、ユニークなコンセプト、苦労話など、なかなか聞けないお話をQ&amp;A形式でお届けします。 インタビュー対象：mui Lab CEO &amp; Co-founder 大木和典&nbsp; <h5 id="hc3d46c0a8b">まず、事業内容はどんなものですか？&nbsp;</h5>全ての人にウェルビーイングな家時間を提供すべく、ユーザー（生活者）のウェルビーイングと企業のDXの課題解決をスマートホーム領域で行っています。&nbsp; スマートホームに関するソリューション提供と、デジタルと人の接点となるユーザーインターフェースの開発をCalm TechnologyをベースとしたCalm UIとしてソリューション提供しています。 <h5 id="h918e107003">会社名のmui Labは、「無為自然」に因んでいるとのことですが、それは何故ですか？</h5>我々は、今後進化し続けるであろうテクノロジーの未来が、作為的でなく自然なありさまを示す 「無為自然」のコンセプトが我々の目指すテクノロジーの「佇まい」を支えてくれると考えました。テクノロジーが人と調和し、人と自然との調和を助長するような新しい関係性を、デザインと最先端のエンジニアリングを通じて実現しています。 <h5 id="hbce9313328">なぜ無為自然なテクノロジーが必要と感じたのですか？</h5>まず、IoTやスマートホームと聞くと、デバイスを思い浮かべることが多いと思います。代表的なプロダクトとしてはスマートスピーカーやAIなど。センサーによるオートメーション化で暮らしを効率的で生産的にしてくれるようなものが多いですね。 しかし、生活の中に生産性を連れ込むと、どこまでも仕事の延長線になってしまいます。生活の中で本当に必要なことは何か？自分たちの家族という身近な視点で考えると、家に帰ったらデバイスに注意を奪われず、大切にしたい時間がたくさんあることを痛感していました。問題は、それらデバイスが人の生活に溶け込んでいないことです。大量の情報がシチュエーションを無視して降りかかり注意を引いてきて集中できないとか、我々人間側がモノ（スピーカー）に話しかけるという状態とか、そのモノから返ってくる反応がおかしいとか、たくさんの違和感があり、人間のメカニズムに適応していない。テクノロジーが意図的で、殺伐としていて咀嚼しづらいことに着目し、作為的でなく自然な佇まいを持つIoTやスマートホームの技術を開発しようと考えました。 <h5 id="he7314e78a0">muiボードは木製ですが、タッチセンサーの技術を木に応用するというのは難しいことなのですか？</h5>通常、タッチパネルはガラスをインターフェースとして使っていますが、それを木に変えて透過する機能を持たせました。透過に耐え得るディスプレイを自分たちで作りました。偶然の発見です。偶然とクリエイティブな発想が組み合わさって完成した技術です。 <h5 id="h1f295b54a4">素材の決め手や難しさはありましたか？</h5>私たちにとって初めてのプロダクト開発だったで、苦労は予想以上に大きいものでした。素材を試すことはできるのですが、IoTを使ってユーザー体験にまで落とし込んでいくのは壮絶な苦労でした。最初はユーザー体験まで至らず、技術としてどう成立させるのか、というところでいっぱいいっぱいでした。廣部は当時、NISSHAで素材のデザイナーだったので、様々な素材を試しました。そこから海外の展示会や周りの人たちへヒアリングをしました。中でも、木は、何か魔力というか、人に訴えかけるものがあるようで、木素材が一番人気がありました。木自体が人にとって身近な存在であるという点もありますが、人が良さを感じるのは、見た目と手触りから五感に訴える感覚を通じて、ということがわかり、それを、muiを触ると光が浮かび上がるという見た目と、触れた信号を読み取って機能に転換するということが、同類の感動を生むのではないかと考えました。人が本質的に感じることに訴求できているのではないか、と。 自動車や家電も元々は木を使っていました。工業化が進んで大量生産になると、自然素材だから使いづらくて悪いところがフォーカスされてしまい、本杢をつかっているのは高級車のみになっていきました。そういう意味では、使われなくなった素材を使うのはコストもかかるし、エンジニアリング的に大変でした。木で行くと決定するまでは、企画側とエンジニアサイドでの葛藤がありましたが、様々な体験や感覚を共有する中でそれを乗り越えました。 <h5 id="h590d0ed55e">開発のきっかけはどのようなモノでしたか？</h5>きっかけがやってきたのは、NISSHAという会社の新規事業でタッチパネルの新しい姿を模索していたタイミングでした。家具やインテリア、建築空間で使われるプロダクトを作りたいと思っていたので、新たなタッチパネル技術と融合し、muiの世界観ができました。 その時、私（CEOの大木和典）は結婚をしたタイミングで、Co-founderでCreative Directorの廣部は３男ができたタイミングでした。 <h5 id="h97e9e05517">どのような意図で開発をしていますか？</h5>情報に追い回されているような感覚があったので、家の中においては、必要な時だけ出てくるデバイスを開発したいと考えていました。空間の一部としてデバイスを消し込んでしまうというのが元の発想でした。 デジタルのある暮らしの中で心が豊かになる体験、心地良く快適な心持ちで過ごせることを願い、人の心に寄り添うテクノロジーを普及する意図を持って、日々難しい現実に向き合っています。 <h5 id="ha233d5680a">パーパスである「人の心に寄り添うテクノロジー」について詳しく説明してください。</h5>こういったテクノロジーのあり方は必ずしも今生まれたわけではありません。人間のための技術というのはスティーブ・ジョブスも言っていました。テクノロジーは、新たなスペックなどのショーケースになりがちで、そこに人が興味を惹かれやすいのも事実ですが、その結果、それを使うユーザーがどう感じるかは見過ごされてきたように感じます。 今、住宅メーカーなどと協業していますが、彼らは設計以外に、そこでどんな暮らしをしてもらいたいか？という「豊かさ」を大切にしています。技術側に欠けているのはそういう視点ではないかと。そこで暮らす人の真のニーズに、どう技術が機能性を超えて応えられるのか？どういう姿であれば馴染んで受け入れてもらえるか？というのが重要な論点で、我々の一つのアプローチは、人の心に寄り添える余地があるか。つまり、余白です。余白があるからこそ、感情移入ができる。余白のある技術というのを一つの指標にしています。 <h5 id="h11f314d917">利用者はどのような人を想定していますか？&nbsp;</h5>結婚したり、子供が生まれたり、新しい家族を持った人たちを想定しています。これから関係性を高めていくという人生のフェーズにおいて、邪魔になる存在ではなく、助けになる存在としての役割を果たしたいと思います。 <h5 id="h187f938530">NISSHAの社内ベンチャーとして独立（MBO）したとのことですが、どんな経緯だったのですか？メリットや苦労したことはありますか？</h5>元々、co-founderの３人（デザイナー、エンジニア、新規開拓営業）はNISSHAという会社の社員でした。その中で会社のベンチャー制度を活用してmuiボードの開発を始めたのですが、やっていくうちに、大企業でやるべき事業のスタイルに忠実であることと、スタートアップとして伸びていくための戦略が折り合わないことが出てきました。 例えば、人材採用、ファイナンスなどです。 muiは先行開発だったので、スマートホームというトレンドに合わせてスピード感を求められる事業においては、スタートアップの手法が最適だと思っていました。MBOという手法に出会い、実行しました。それによってmui Labは独立し、ベンチャーキャピタルから資金調達をし、独立後、優秀なメンバーが参画してくれました。スタートアップの良さを享受してます。 一方で、会社員が経営者になるのには相当な苦労が伴います。経営経験がないので、知識以上に意思決定していくことが難しく、今でもできていなかったと思う瞬間がたくさんあります。自分自身がブレーキになっているのではないか？と感じる瞬間は今もあり、他の先輩経営者から学びながら自分自身を変えていこうとしています。 苦労話としては、経営者として経験を積んでいた中、コロナで２年間海外に行けなくなり、売上に伴いチームの士気も落ちた時には危機感を感じました。 今は事業成長フェーズに入っていて、経営者としても会社としても成長しています。会社員では経験できなかったことがたくさんあるので、メリットしかないですね。 企業の社内ベンチャーがMBOによりスピンオフした経緯を持つ我々のようなスタートアップは日本ではまだ珍しいです。日本企業の長期停滞が指摘されるなか、豊富な人材、知的財産、ネットワーク等を持つ大企業で、意欲ある若い世代がそれらの資産を活かしながら社内ベンチャーを立ち上げ、われわれのようにグローバルに展開するスタートアップとして独立することは、起業家が生まれづらい日本の喫緊の課題解決につながることに加え、大企業をも活性化させ、ひいては日本経済の飛躍につながるものと信じています。 <h5 id="h7c25bbb713">資金調達で苦労した点はどんなことですか？</h5>2019年に資金調達を行ないました。その時点ではコロナ前であり、スマートホーム市場もこれから伸びるタイミングでした。未来の成長イメージを見せて投資家さんに納得いただくには苦労しましたが、日々応援をいただくなかで、投資家さんを含めて一緒に未来を作る仲間なんだということに気づかされました。今後カーム・テクノロジーが広がる中でさらに多くのご支援をいただければと思っています。 <h5 id="h6b731c916a">コロナの前半は苦労したとのことですが、経営する上で何を大切にされてますか？</h5>一貫性、首尾一貫していることですね。最初は創立メンバー３人でやっていたので暗黙知で進められましたが、人が増えるに従い、それでは進まないので、形式値にして伝えることが大切。技術はあるけれど、成立させる人自体が会社としての財産です。集ってもらった優秀な人たちがどうしたら一緒に成長していけるのか？という仕掛けを、売上成長と両立させる必要があります。お金は使えない中で、何が自分たちの持ち味で、それによってどのように事業とチームが成長するか、を考え続けています。悩んでいるのは常に人のことですね。 <h5 id="ha91e971386">プロダクト開発や新規事業開発で意識していること、秘訣はどんなことですか？</h5>muiの自社プロダクトを持っていますが、B to Bがメインです。大切にしているのは、お客さまに共感してもらうことで、一緒に事業を立ち上げるとか、共にサービス、プロダクトを開発していくという関係値です。それが成功につながると思っています。そのためには、メンバーの魅力や行動指針などを首尾一貫してきちんと伝えることが大事です。 mui Labは、名前の通り、ラボとして始まりました。いかにオリジナルの技術を開発するかが重要で、それによって、muiだからこそ面白い、素敵なものを作れる という納得感を醸成したい。そのために、研究やサロン開催、アーティストコラボなども行っています。いかに面白い集団になれるかを大事にしています。 <h5 id="h90892a71ce">アレクサとの連携やジブンハウス、リビタなど住宅会社との協業もされていますが、どのような意図があるのですか？</h5>「コラボレーション」を会社の行動様式として挙げています。mui Labが媒介となって、接続して新たなものを作る。媒介するからこそ新たな関係が生まれ、新たな価値が生まれると思っています。なので、連鎖反応的なコラボがどう生まれるかを意識的にやっています。 まず日本においてはスマートホーム市場自体を伸ばす必要があります。そのためにも、一緒に盛り上げた方が良い。一体となって取り組めば、新たなカームテクノロジーの世界観が生まれると確信しています。 <h5 id="h04686497af">ドイツ支社があるようですが、初めからグローバル展開を考えられていたのですか？</h5>NISSHAにいた頃は米国で新規開拓を担当していたので、米国市場を見ていました。muiのプロダクトはテックというよりも、家具のようなものなので、差別化できていて、違う形で受け取られているのが面白いですね。市場は形成中ですが、スマートホームの領域ではユニークに映るようで、テック業界としては、ラスベガスで毎年行われているCESでは2019年に続き、2022年もCES Innovation Awardsを受賞しており、デザイン業界では、Archiproducts Design Awards 2021の受賞と、その中のサステイナビリティを評価する部門でも受賞しました。 <h5 id="h51090309dd">京都からグローバルというのは珍しいと思いますが、京都だからこそ、と言えるものはありますか？</h5>テック企業の中には、ボストンやシリコンバレーで生まれたサービスをベンチマークとして日本向けに作る会社もありますが、それではシリコンバレーの本場には敵いません。我々は、京都にしかないものが何かを常に考えています。京都の文化に触れることで、開発陣は創造性を広げられます。京都にはアート&amp;テクノロジーをサポートしてくれる歴史、風習、所作、伝統などがたくさんあります。それをソフトウェア技術にどう落とし込むか、がmuiとしてのチャレンジです。それこそが京都から海外へ発信するべきことで、根源的な価値観としても世界に提示できるものだと思っています。 そもそも、京都の名門企業は創業当時から国内市場のみならず、海外市場を開拓する京都企業に固有のDNAを持っています。mui Labも創業時から欧米市場に狙いを定め、多くの有力企業との共同開発に取り組んできました。内向き志向が広がる日本企業にあって、京都企業のDNAを受け継ぐmui Labにはグローバル市場で地歩を築くメガベンチャーになるべき使命があります。 このような大義が創業から一貫して自らの原動力になっており、mui Labの成長を通じ、社内ベンチャー発、京都発スタートアップのロールモデルを示したいと考えています。

mui Labの創業ストーリー

Our Story

Stories about our Founding

創業からこれまでの物語

mui Lab has a range of uniquely innovative products that were created in accordance with mui’s Calm Technology and Design principles to enable users to live in harmony with digital technology. These products include “mui Board,” our flagship smart home device with a touch display panel made with natural wood. All of our products use mui Lab’s proprietary and patented technologies and other intellectual properties, such as our design know-how. They are made to conform to our design philosophy to engender one-of-a-kind user experiences and product value.&nbsp;&nbsp; mui Lab has many patents, including the following:&nbsp;<ul><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6370519 Products with built-in operation display panel</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6435078 Two-dimensional code display method and display device</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent 6775851 Products with built-in operation display panel</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6784430 Display panel</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6784422 Operation display panel embedded articles and systems that store drawing contents</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6892702 Products with built-in operation display panel and operation display system</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6906796 Operation display system</li><li style="text-align:justify">Japanese Patent No. 6927600 Door equipment and systems with built-in operation display panel</li><li style="text-align:justify">Patent applications have been filed in the U.S., Europe, and Taiwan.</li></ul>

mui Labでは、表面に自然素材のタッチパネルディスプレイを使ったスマートホームデバイスをはじめとした、Calm Technology &amp; Design（生活に溶け込む情報技術の設計）に則った体験を実現する、ユニークなプロダクト群を揃えています。これらプロダクトは、mui Labが保有する特許群をはじめとした、ノウハウ等の知的財産を含めた独自の技術を用いつつ、 mui Lab独自のデザイン理念（リンク）に従い、設計及び実装を行うことで、唯一無二の体験と提供価値を実現します。&nbsp; &nbsp; mui Labの有する特許（抜粋）&nbsp;<ul><li>特許6370519	操作表示パネル組込物品&nbsp;</li><li>特許6435078	二次元コードの表示方法及び表示装置&nbsp;</li><li>特許6775851	操作表示パネル組込物品&nbsp;</li><li>特許6784430	表示パネル&nbsp;</li><li>特許6784422	描画内容を記憶する操作表示パネル組込物品及びシステム&nbsp;</li><li>特許6892702	操作表示パネル組込物品及び操作表示システム&nbsp;</li><li>特許6906796	操作表示システム&nbsp;</li><li>特許6927600	操作表示パネル組込ドア装置及びシステム&nbsp;</li><li>米国、欧州、台湾特許査定済み出願あり&nbsp;</li></ul>その他特許出願あり&nbsp;

1. Inspiring calm moments

2. Valuing simplicity over complexity

3. Staying out of users’ way 

4. Pursuing harmonious beauty 

5. Achieving seamless integration

Designing according to the law of nature

1. 穏やかな幸せをもたらすもの

2. 必要最小限である  

3. 主張せず控えめである

4. 置かれた環境と調和する

5. 溶け込み馴染むもの

6. 自然の理に従ったデザイン・アプローチ

mui Design Principles

Intellectual Property 

In Ancient Japan, people used the 24 solar terms to tell the season mainly for agriculture. The 24 solar terms that mui regularly brings you express the scenery in the mind of our collaborative poet Mizuki Misumi, who wrote about the seasonal scenery of the northern part of Japan. How does your seasonal sensibility sound to you?

mui board – Additional Regular Features : Poets to be sent in accordance with Twenty-four Solar Terms”

The calendars that you use on a daily basis are based on the Gregorian solar calendar. In Japan, the lunisolar calendar, which is based on the periodicity of celestial movements, was the main calendar before it was replaced by this calendar in the Meiji era”. The year is divided into four seasons (spring, summer, autumn, winter), and each season is further divided into six seasons. They are still used in various situations such as annual events and seasonal greetings, and have become a valuable and rare custom to preserve cultural inheritance and unique regional characteristics. “mui” aims to be a medium to connect people with nature, and the poet Misumi Mizuki has written a poem about the 24 solar terms to help us feel the seasons. Each time the seasons change, a new poem will be delivered to the “mui” board. We will start with “Kanro” (cold dew) on October 8. It would be wonderful if you could be enlightened by&nbsp;Mizuki’s poem and write a poem about your sense of the season and post it on Instagram. Please refer to <a href="https://www.notion.so/muilab/A-poem-for-the-24-solar-terms-3cf1d692ac434ee2bffb5a54bea68f99" target="_blank" rel="noopener noreferrer">the manual</a> for how-to-use

mui board – Additional Regular Features

In my search for a way to design and implement information technology that is not just powerful and accurate, but also one that is close to people’s hearts, I focused on the 24 solar terms, a custom unique to Japan that allows people to appreciate the seasons. I would like to create an information experience that is not an objective “calendar” experience, but rather an experience in which people know the time by reading and feeling the four seasons, and in which people can communicate with the natural environment and with each other.

Thoughts of mui Lab’s creative designer

<h5 id="h474b2f94db">What kind of thoughts did you put into the 24 solar terms displayed on the mui board?</h5>What I value most in writing poetry is the beauty of the words and the praise of the environment in which I live. I feel that the environment is the earth where I live and the entire universe. 24 solar terms is a calendar that has been used since the Heian period. Nowadays, there are days when it is extremely hot and humid, and the time to feel autumn is short. In Sapporo, where I live, we are covered with snow for about half the year. However, if we respect the 24 solar terms that were created for our daily lives, the scenery in our mundane lives becomes even more beautiful. That’s what I wanted to convey in my writing. <h5 id="h233379dd09">What do you feel toward the world these days?</h5>I feel that the world has become smaller, not only for me, but for many people as well. I’m talking about the physical. In the Covid-19, it has become difficult to travel far and wide. I used to be very busy with traveling and business trips, and I still miss traveling. However, I have come to believe that it is okay to have a narrow range of activities as long as you are not indifferent to the world. I hope to feel my inner world both narrowly and deeply. <h5 id="h2f50387f81">What is the most important thing in your life these days?</h5>I spend a lot of time at home and try not to miss my own “true voice”. I also feel that I have been living too hastily, so I spend my days doing housework, taking walks around the neighborhood, and discovering new, small things, while keeping my true voice in mind. Profile of Mizuki Misumi:&nbsp; Born in Kagoshima in 1981. Lives in Sapporo. While a student at Tokyo Zokei University, she won the Contemporary Poetry Award and the Chuya Nakahara Award for her first collection of poems. Her second collection of poems won the Minami-Nihon Literary Award and the Rekitei New Talent Award. In addition to writing, she has been actively involved in poetry reading and has been invited to many international poetry festivals, including those in Slovenia, Lithuania, Belgium, and Italy. She was awarded the Sakutaro Hagiwara Prize for her fifth collection of poems, A Room Without a Neighbor, which she wrote during a month-long trip to Europe. Her representative poems have been translated and introduced in Mexico, Australia, France and other countries. Her current poems are currently being serialized in the Minami-Nihon Shimbun, Hokkaido Shimbun, Asahi Shimbun, and Komei Shimbun. Her eighth poetry collection, “Cakes Everywhere,” was published in August 2020.

Comment from the poet Mizuki Misumi

二十四節気は平安時代から使われている暦。 muiが定期的にお届けする二十四節気の詩は、北の四季折々の風景を詠んだ詩人の三角みづ紀さんの心の風景が見えてきます。あなたの季節への感性はどのような音に聞こえますか？

皆さんが日頃からお使いのカレンダーは太陽暦のグレゴリオ暦に基づいています。日本では、明治時代にこのカレンダーに置き換わる前までは天体運動の周期性に基づいた太陰太陽暦の暦が中心でした。 「二十四節気」は古代中国で考案されたもので、これを暦に取り入れることで季節を知る指標として農耕などの周期に生かしていました。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節または節気」と「気」が交互にあります。よく使われるものでは立秋・秋分・冬至など、天候や生き物の様子を表す名前がつけられ、今でも年中行事や時候の挨拶など様々なシーンで使われおり、文化継承や固有の地域性を保持するための貴重、且つ稀有な習慣となっています。 「mui」は自然と人をつなげる媒介を目指し、季節を感じられる二十四節気の詩を詩人の三角みづ紀さんに書き下ろしていただきました。 季節が変わる度に「mui」ボードに新しい詩が届けられます。 早速、10月8日の『寒露（かんろ）』よりスタートします。 三角さんの詩に啓発されて、あなたが感じる季節の感覚を詠んでインスタグラムに投稿いただけたら嬉しいです♪ 機能詳細は<a href="https://www.notion.so/muilab/A-poem-for-the-24-solar-terms-3cf1d692ac434ee2bffb5a54bea68f99" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら&nbsp;</a>

力強く正確な情報技術ではなく、人々の心に寄り添う情報技術のデザインとその実装方法を探求する中、日本独自の季節を愛でる習慣である二十四節気に着目しました。 「カレンダー」という客観的な情報体験ではなく、四季を読み、感じることで時を知るという、自然環境と人、そして人と人との心が通い合うような情報体験になればと思います。

デザイナー廣部の想い

<h5 id="h0f941abf7b">muiボードから表示する二十四節気の詩にはどんな思いを込めましたか？</h5>わたしが詩作するうえでもっとも大切にしているのは、言葉の美しさと自分が置かれた環境への賛美です。その環境とは、住んでいる土地のある地球や宇宙すべてだと感じています。二十四節気は平安時代から使われている暦です。現在では、異様な猛暑日が続いたり、秋を感じる時間が短かったり。わたしの住む札幌は1年の半分ほどが雪に覆われています。けれども、暮らしのために生みだされた二十四節気を尊重してみたら、ありふれた日常のなかの風景がますます美しくなります。それを伝えたい想いで書きました。 <h5 id="hfca3a052c6">最近、世界に対して思うことはどんなことですか？</h5>わたしだけでなく多くの方がそうであると考えるのですが、世界が狭くなったと感じています。物理的な話です。コロナ禍において遠出が困難になり、旅に出ることもままならない。以前は旅行や出張の多い忙しない日々を過ごしていて、いまも旅が恋しいです。でも、世界に対して無関心でなければ、行動範囲が狭くても良いのではないかと思うようになりました。自分の内面の世界を、狭く、深く感じていきたいと願っています。 <h5 id="h2446379da5">最近の三角さんの生活で大事にされていることはなんですか？</h5>自宅でじっくりと過ごしつつ、自身の「ほんとうの声」を聞き逃さないようにしています。あと、いままで生き急ぎすぎていたとも感じているので、自分のほんとうの声を大切にしながら、家事や近所を散歩したりなど、いっそうささやかなことを新しく発見する日々をおくっています。 三角みづ紀氏プロフィール： 詩人。1981年鹿児島生まれ。札幌在住。東京造形大学在学中に現代詩手帖賞、第1詩集で中原中也賞を受賞。第2詩集で南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的におこない、スロヴェニア、リトアニア、ベルギー、イタリアなど多くの国際詩祭に招聘される。一ヶ月の間、欧州を旅して執筆した第5詩集『隣人のいない部屋』で萩原朔太郎賞を受賞。代表詩篇は翻訳されメキシコ、オーストラリア、フランスをはじめ他国でも紹介されている。現在は南日本新聞、北海道新聞、朝日新聞、公明新聞にて連載中。2020年8月に第8詩集『どこにでもあるケーキ』を刊行。

詩人 三角みづ紀氏からのコメント

What is “Stamp Collection”?

How “Stamp Collection” was born

Life Scenes with mui Stamp Collection

Last but not Least…

Guidance on how to use “Stamp Collection”

「はんこあつめ」とは？

「はんこあつめ」が生まれた経緯

「はんこあつめ」の名前の由来

それぞれの使い方の風景

届けたい思い

「はんこあつめ」使い方ガイダンス

mui board – Additional Regular Features : Family Fun Record with Stamp Collection

muiボード定期機能追加のご案内 〜 家族で楽しむ「はんこあつめ」〜

mui board – Additional Regular Features : Poets to be sent in accordance with Twenty-four Solar Terms

muiボードから「二十四節気の詩」をお届けします

An agent which weaves a relationship where family members appreciate each other through collecting daily good things.

The new feature of the mui board, “Stamp Collection”, is an application that is created to solve various issues and needs in the family.&nbsp; “No matter what you do, you can’t get it done.” “Why do I always have to do it? ” – these are the words which are often we tend to link with family chores.&nbsp; We launched a new application on the mui board created with the hope that it will free you from the mindset of “I have to do it,” and turn it into “I want to do it!”. “It is not limited to the concept of task management, but can be used for all sorts of things, such as a record of the day the family watched the stars together, a reminder of medication, watering flowers, feeding the cat, and so on. You can enter your goal on the mui board, choose from a wide variety of stamp types and then view, share, and manage your daily accomplishments.

The mui Lab had an opportunity to conduct a survey related to daily life in some families. As a result, we were able to visualize issues between couples such as “housework is a bother,” “people don’t appreciate it even when I do it,” “I want to show that I did it,” “I want to help but I don’t know what to do,” and “things keep piling up.”&nbsp; Although the issues faced by each family differed depending on their structure and lifestyle, there is an undeniable fact that there are many things to be done in the family life, and we were sure there is a need for a task management (cleaning, housework, childcare). This was a start of the project. However, Nahori, our designer felt that it was no use making a standard task management application. Instead, what is mui’s unique approach? “Rather than assigning tasks to someone, Nahori wanted to create an app that would allow people to share their goals and visions of “what is the purpose of doing it? “which she thought may help create motivation.&nbsp;Also, instead of trying to reduce the number of tasks, users can accumulate the accomplishment of what they have done in a way “I did it!”&nbsp;and experience the moments together as a family. It is often said that “people grow when you praise them,” As is often the case, however, the act of praise tends to be met with material rewards. We rather wanted to enhance more emotional interaction within the family, foster a relationship where people can honestly say, “Thank you for always.”&nbsp;Conveying the value of simple verbal or physical praise would worth itself.&nbsp; Another thing we took care of was not to limit the functions by setting a firm framework. We want users to explore various ways of using the application, not only for accomplishing family chores, but also for personal achievement and self-reflection. Rather, we designed it so that users can customize it and use it in their own way. By doing so, the mui Lab can explore more possibilities and further develop its functions.

“The “Stamp Collection” application is not only for managing tasks that need to be done, but it also allows users to create their own images of life, such as “watching a movie every weekend,” “writing a poem on a full moon night” “looking at the stars with Dad,” and so on. You can use them to achieve and share with your family. We would be very happy if you could share with us your own ways of using “Stamp Collection” and scenes of “Life with mui”. We would love to know what kind of creative ways you use them, and what kind of development you have seen in your family relationship and life after using it and so on.&nbsp; Please share your photos + comments on Instagram with the following hashtags!&nbsp;&nbsp;&nbsp; #Lifewithmui #muistampcollection

We hope that people will not stop at the fact of accomplishment, such as collecting stamps to reach a goal, but simply enjoy the interaction with the application, and appreciate the conversations and moments of laughter with your family members. Please feel free to discover your own unique ways of using the Stamp Collection and we’d love to hear your thoughts, ideas and feedback!

Please click <a href="https://www.notion.so/muilab/Stamp-Collection-f6d1c158215e4e9db82a8792cdcedb90" target="_blank" rel="noopener noreferrer">here</a>.

家族が温かい声をかけ合える関係性を紡ぎ出し、毎日の小さな良いことを集めていくのが楽しくなる家族のサポーター

muiボードの新機能「はんこあつめ」は、家族内の様々な課題やニーズを解決しようと生まれた変化球アプリです。 「ああ、やってもやっても終わらない」「どうして自分ばっかり」「また今度でいいや」ー 家事はどの家庭においても共通の大きな課題ですよね。「やらねばならない」というマインドから解放され、「やりたい！」に変わるエージェントになることを願って生み出された新アプリケーションです。 「はんこあつめ」は、いわゆる家族の家事達成管理として使える他、タスク管理という概念に限定されず、家族みんなで星を観た日の記録、服薬の備忘録、お花の水やり、猫に餌をやった記録などあらゆることに利用できます。目標を入力し、muiボード内にある多様な種類のはんこを選び、達成度を表示、共有、管理することができます。

mui Labではある時、生活面での課題について調査をする機会がありました。結果的に、「家事が面倒臭い」、「やっても感謝してもらえない」、「やったアピールをしたい」、「手伝いたい気持ちはあっても何をして良いかわからない」、「やることがどんどん溜まる」などの夫婦間の課題が可視化され、誰しも仕事と家事の両立（ライフワークバランス）がいかに大変かを認識しました。 結果として、各家庭の構成や生活様式によって抱える課題は異なるも、とにかくやることがたくさんあるという事実を受け、協力し合うための”家事の見える化”、いわゆるタスク管理（掃除、家事、育児）などの機能の必要性を感じました。それがこのプロジェクトのスタートでした。しかし、デザイナーのNahoriは、いわゆる普通のタスク管理アプリを作っても仕方ない、muiならではのアプローチとはどんなものか？を追求しました。 やらねばならないタスクを誰かに割り当てるような機能ではなく、「何のためにやるのか？」というゴールやビジョンを家族内で共有するだけで動機づくりの後押しになるのでは？と考えました。また、タスクを減らそうとするのではなく、「やった！」を蓄積して家族で達成感を味わうというポジティブなアプローチで家族の団結を高めるよう舵切りをしたのです。 「人は褒めると成長する」と言いますが、その褒める行為を物資的な報酬で満たそうとしてしまいがちな現代の教育方針。そうではなく、大切な家族としてもっと感情の交流を増やしたい。「いつもありがとう」が素直に言い合える関係性を醸成したい。シンプルに言葉やスキンシップで労うことの価値を伝えるべく、そんなコミュニケーションを引き出す設計を意識しました。 もう一つ気をつけたことは、機能に枠組みを設けて制限しないこと。家族の家事達成に限らず、個人の達成や自己反芻など様々な使い方を使い手に模索してもらいたい。むしろ機能側でできることを削ぎ落とし「余白」を持たせることでそれぞれの生活の場に寄り添うことを意図し、カスタマイズしながら使いこなしてもらいたいと考えています。それによって、mui 側も新たな使い方の可能性に気づき、さらなる機能の発展が可能となります。

言うなれば、機能的には「スタンプを集める」行為なのですが、Nahoriは「スタンプカード」と呼びたくはありませんでした。ひらがなで「はんこ」と言うことで、スタンプや承認サインなど「はんこ」に対する多様なイメージを抱擁できるような意図を込めました。また、ゴールに向かって集める、といった“達成”の事実に終止するのではなく、はんこでのやりとり自体を単純に楽しみ、その会話や笑い合う瞬間を愛おしむなど、使い方を狭めずにそれぞれの家族の形をつくり出していただければという願いを込めました。

「はんこあつめ」機能は、“やらなきゃならないこと”のタスク管理のみではなく、「毎週末に映画を見る」、「満月の日に詩を書く」、「パパと星を見る」など、自分たちが楽しくなるとか成長するとか、あらゆる暮らしのありたい像を実現し、家族でシェアすることに活用できます。 皆さんのそれぞれの「はんこあつめ」の使い方や「muiのある暮らし」の風景をぜひシェアしていただけたら嬉しいです。私たちが気づかない発想、どのような家族の形があって、どんな創造的な使い方があるのか、そこからどんな発展があったのか、そんなことをぜひ教えてください。 Instagramで以下のハッシュタグを入れて写真 + コメントでぜひシェアしてください! ^^&nbsp;&nbsp; #muiのある暮らし　#muiはんこあつめ

はんこ集めのそれぞれの独自の使い方を自由に発見してください。そして使ってみての感想やアイデアシェア、フィードバックをぜひお待ちしています！

<a href="https://www.notion.so/muilab/21aa82e5931d40cd803dca03ba9739cf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>からどうぞ

#mui Board